大学からとんぼがえり

ポケモンのことについてつらつらと。

【ポケカ】フライゴンV

 ガッシュの呪文の記事がまとめサイトに引用されてていつの間にかまとめサイトデビューを果たしていました。どうもゆっけです。ガッシュ2始まったし暇な人は読んでみてください。

pokeyukke.hatenablog.com

 

 今回は前回の記事で考察しなかったこいつについてつらつら述べていこうと思います。

 

どっかのシティで優勝したらしい。嘘やろ?

 

 

フライゴンVの性能

・長所

①唯一無二のワザを持っている

 下ワザのドラゴンインパルスというVmaxポケモンに対して320点を叩き込める他のポケモンには無い性能を持っています。火力補強無しで大半のVmaxポケモンを一撃で気絶させられる上、こだわりベルトを巻けばムゲンダイナVmaxですらワンパンできる高火力。フライゴンGXもなかなかの高火力でしたが、こいつはさらに上を行く火力ゴリラです。タイプ一致地震でもシールドフォルムギルガルドにHPに余裕をもって耐えられてしまう本家のフライゴンはこいつを見習ってほしい。

②たねポケモンである

 進化の手間がいらないというのは非常に素晴らしいです。今までのフライゴンは2進化での収録だったのでまず育てるのが大変でしたがこいつは場にポン置きできる。

③ドラゴンタイプである

 注目すべきは弱点が無いという点です。ルールを持たないポケモンに弱点突かれて倒されるということもないのは評価できます。

 

・短所

①上ワザが弱い

 2エネもあれば最高280点出せる昨今の環境で違う色の2エネで70点しか出せないの恥ずかしくないの?

②下ワザも要求が高い

 2色要求でしかも闘エネルギー2個というのがまたいやらしい。現状闘エネルギーを加速する方法としては、タールジェネレートのセキタンザン、マディメーカーのラグラージ、ガッツのつるはし等が考えられますが、セキタンザンとラグラージは2進化ポケモンなので安定性に欠けるのと、ガッツのつるはしもさるぢえのヤレユータンやすりかえカップ等のトップ操作のカードと組み合わせなければパチンコになってしまいます。どうすんのこの色のエネ加速…。

 

 

とりあえず組んでみた

 全てのエネ加速問題を解決してくれるアルセウス神と組ませてみた。コンセプトとしては「チェレンループでアルセウスを無限に使いまわしてVmaxポケモンが出てきたらエネが溜まったフライゴンVでぶっ飛ばす」というもの。ざっくりとした採用理由だけ述べていきます。

・ガラルネギガナイトV…1

 相手のアルセウスVSTARをワンパンできるポケモンが欲しかったため採用。ガラルサンダーVでもワンパンは可能ですが、ガラルサンダーVは闘弱点以外のポケモンには170点しか出せない点、チェレンループを続けていればどうせ場に闘エネルギーが溜まっているのでそれならガラルネギガナイトVでも即起動が可能であり、ベルト込みで230点とポケモンVまで見ることができる点から採用に至りました。

クロバットV、ネオラントV…1

 欲しいタイミングでサポートを撃つためにそれぞれ採用。

ポケモン入れ替え…4

 アルセウス以外でのスタートがあまりに弱いため。

・こだわりベルト…2

 オドリドリがいるとミュウVmaxをワンパンできないので。

・大きなお守り…2

 アルセウスVSTARをチェレンループにいれるため。

・キバナ…2

 アルセウス以外の貴重なエネルギー加速カード。

・崩れたスタジアム…2

 ベンチをそんなに並べないのと、負け筋となりえるクロバットV、ネオラントをトラッシュするために採用。雪道を割るという役割もあります。

・エネルギー

 ドラゴンインパルスの要求エネから闘エネルギーを厚めに採用。素引きしたいのでダブルターボエネルギーは最大枚数に。フライゴンVの逃げエネになったりもするので。

 

<使用感>

アルセウスは死なないけどフライゴンは死ぬ

 昨今の環境ではHP220のポケモンVなどおやつでしかないことを痛感しました。裏で育てても普通にボスで呼ばれて2ー2ー2のプランを通されて負けてしまいます。システムとしてビーダルや裏工作一族を採用しているわけではないのでなおさら2ー2ー2が通りやすい。

ポケモンVSTARが辛い

 Vmaxポケモンには(通れば)めっぽう強いフライゴンVですが、VSTARポケモンには何もできません。この構築ではVmaxポケモン以外への最高打点はアルセウスもしくはガラルネギガナイトVにこだわりベルトをつけた230点なので、VSTARポケモンには2回の攻撃を要求されてしまいます(2エネとこだわりベルトでVSTARをワンパンできる白馬の強さを実感しました)。

 

<改善するには>

フライゴンVとエネルギーを共有できるアタッカーを探す

 具体的にはフライゴンV、アルセウスで相手をしづらいVSTARポケモンをワンパンできる可能性のあるダメージ(最低でも250点)を出せるサブアタッカーが必要であると感じました。

フライゴンVの即起動を目指す

 悠長にフライゴンVをベンチで育てていてはボスで取られてしまうのが現在の環境なので、たねポケモンである利点を活かして奇襲性を上げていきます。

 

 

さらに組んでみた

 改善点①のために採用したのはゴリランダーVmaxです。テキスト覚えてねえって人も多いと思うので一応画像出しておきます。

 ダイレンダは打点調整も可能で、180点、230点、280点と刻むことができ、素の火力でVSTARポケモンをワンパンすることができます。とても偉い。しかしワザを撃つためのエネルギーが多いこと、また火力を出すにはエネルギーのトラッシュが必要なので連続でワザを撃つことが困難であるというデメリットがあります。これらを解決し、同時に改善点②をクリアするためにボルテージビートのゴリランダーを採用しました。

 前の番に自分のポケモンが気絶していれば、キバナ+ボルテージビート+手貼りでフライゴンVの即起動が可能になります。

 その他のカードの採用理由は以下の通り。

・ゴリランダーVmax、ゴリランダーV…2

 1ゲームで基本的には1体しか使わないので上下2ずつに。ゴリランダーVの上ワザ「もりのうたげ」が優秀で、草タイプのたねポケモンを2体呼び出すことができるので、後攻を取った際はトリニティチャージかもりのうたげを狙います。

・ゴリランダー、サルノリ…2

 こちらも基本的には1体しか立てないので上下2ずつの採用ですが、倒された時のために枠があればせめてサルノリだけでも3枚目が欲しいところ。このデッキでは連撃の恩恵を受けることができないのでHP70サルノリを採用しました。

バケッチャ…1

 2ターン目にスターバースを撃ち、ふしぎなアメからゴリランダーを育てることが最優先であるため雪道をボールから剝がすことのできるバケッチャを採用。クロバットVやネオラントVを動かすためにも必要な採用かと思います。

・こだわりベルト…2

 ゴリランダーVmaxにつけると310点まで見ることができ、素でミュウVmaxを処理することができます。

ポケモンいれかえ…3

 逃げエネが3以上のポケモンがそこそこいる点、またフライゴンの即起動の際に必要である点から3枚採用に。枠があったら4枚目まで採用したいところ。

・エネルギーリサイクル…1

 ゴリランダーVmaxとフライゴンVは攻撃のたびにエネルギーをバンバントラッシュするため、ボルテージビートを撃ち続けるために採用。意外と高値でびっくりした。

・トレーニングコート…2

 フライゴンVに闘エネルギーがつかないことがそこそこあるので回収のため、また雪道を割るために採用。エネルギーをトラッシュするワザが多いので相性は良いです。

・エネルギー

 ボルテージビートで動かしていくデッキなので草エネルギーを多めに採用。アルセウスに手貼りでき、かつゴリランダーを立てることができればダブルターボエネルギー無しでアルセウスが行動できるので、保険程度にダブルターボエネルギーは1枚採用。

 

<使用感>

フライゴンVの即起動がやっぱり難しい

 手札からフライゴンVを即起動させるためには、キバナ+ボルテージビート+手貼り+ポケモンいれかえが必要札ですがやはり困難でした。手貼りのための闘エネルギーがない、ポケモンいれかえが無いもしくは引けないというパターンが多いように感じました。また、フライゴンVを即起動でき、対面のVmaxポケモンを処理できたとしても、次ターンにはほぼフライゴンVが処理されて負けることも多く、ポケモンV故の耐久の低さが気になりました。じゃあタフネスマントとかお守りを採用するかといわれるとこれ以上要求上げるのも厳しいしうーんと言ったところ…。

・ゴリランダーVmaxが思ったより偉い

 連続でワザを使うためにボルテージビートが基本的に必須とは言え、ベルト無しでVSTARポケモンをワンパンできるのが想像以上に強い。お守りもベルトで超えることができる。エネルギー強制トラッシュではなく打点調整も可能なのが優秀で、ポケモンVには2エネトラッシュ、非ルールのポケモンには1エネトラッシュを選んで次ターン以降のエネルギーを残せるのがえらい。

・ゴリランダーもえらい

 スターバース前提ではあるが、ダブルターボエネルギー無しで2ターン目からアルセウスを動かせるので、ベルト込みで230点を先攻2ターン目から出せる=ポケモンVを処理することができるのがとても強かった。ゴリランダーのおかげでミルタンクで詰まないのも高評価。

 

 

バトルリージョン発売

 実はここまで考察していたのがスターバースの環境で、バトルリージョンでとあるカードの発表がありました。それは、

 このカード、かがやくルチャブルです。特性でVmaxポケモンに対して打点を30伸ばすことができ、こだわりベルトと組み合わせると60点の火力上昇になります。ボールがこだわりベルトになると考えると非常に優秀なカードです。これでこだわりベルトが無くともフライゴンVがオドリドリを貫通してミュウVmaxを見ることができます!偉い!

 

 …っていうことはゴリランダーVmaxにとってもミュウVmaxを突破できるハードルが下がったってことだし、ベルトつければムゲンダイナVmaxまで見れるし、要求エネ2色で耐久の無いフライゴンVより普通にゴリランダーVmax二面立てた方が強くない?

 

…。

 

 

完成

使いたいポケモンが抜けたら構築完成

 アルセウスVSTARでゴリランダーを立てつつトリニティノヴァでゴリランダーVにエネ加速し、後はゴリランダーVmaxで正面を倒し続けるだけの構築。HP330なのでベンチフル展開+こだわりベルト+かがやくルチャブルパルキアVSTAR「あくうのうねり」もギリギリ耐えるのがえらい。スタジアムの枠はシンオウ神殿にしても良さそう。回してないのでわかんないけど。エネルギー加速はボルテージビートで事足りているのと、いれかえ要求になるのでナタネの活気は採用しませんでした。ゴリランダーVmaxにはベンチ狙撃できる連撃の方も存在するので、ルールを持たないポケモン主体のデッキ対面を考えるとピン刺ししてもいいかもしれないです。ダブルターボエネルギーも対応してるし。

 

 

おわりに

 というわけで今回はゴリランダーVmaxについて書いてみました。VSTARポケモンが続々と環境入りしている今、素の火力でVSTARポケモンをワンパンできるゴリランダーVmaxはそこそこやれるんじゃないかと思います。フライゴンVはもうわかりません。せめてVSTARポケモンが出る前に収録されて欲しかった…。ヌメルゴンは晴れてVSTARデビューを果たしましたが、フライゴンにはVSTAR来なさそうですね。同じドラゴンタイプのポケモンVであるカイリューVはエクストラで大活躍中らしいですが、ガブリアスVとフライゴンVはずっとこのままの扱いなんでしょうか…2体ともそれなりのテキストになってるんで進化は来ないかな…せめてVmaxさせてくれれば…。Dカードがレギュ落ちするまでは多分デザートピラーのフライゴンと、たまにゴリランダーVmaxで遊び続けると思います(ゴリランダー買っちゃったので)。次はなんか大会出たら忘備録的に更新するかと思います。ちなみにCL横浜は飛行機代高すぎて諦めました。俺が福岡いるうちにもっかいCL福岡やってくれ~~~~~頼む~~~~~~。それではまた次の記事で。