大学からとんぼがえり

ポケモンのことについてつらつらと。

【ポケカ】フライゴンGX

ご無沙汰しております。スプラトゥーン3では弓使いになる予定のゆっけです。

Aレギュのスタン落ちということもあって去年の10月くらいからずーっとポケカ触ってて、自分用とそろそろひとりでデッキ考えるのもしんどいので有識者に意見を求めるという意味も込めてブログ更新します。ずーっとTwitterフライゴンGXのこと考えてあーだこーだ言ってたら怪文書呼ばわりされてウケました。つまり今回の更新もほぼ怪文書です。トレンド的にはポケカの記事はnoteに書くべきなんでしょうけど僕は競技プレーヤーでもなければ大会で結果残したこともなく、ジムバトル出て勝ったり負けたりでキャッキャウフフしてるエンジョイ勢なのではてなで更新します。暇なら読んでね。

今回考察するのはもちろんこいつ。

 

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オルタージェネシスの外れ枠

 

フライゴンGXの性能

・長所

①ワザが優秀

 上技のデザートハリケーンは場のスタジアムをトラッシュしながら240点を出すことができ、この技の一番優秀な点はカウンター状態の道場込みで280点出せるという点です。つまり三神をワンパンできます。GXワザのソニックエッジも優秀で効果貫通の220点なのでザシアンを始めとした多くのVポケモンをワンパンできます。スタジアムが貼られていない状態でも220点出せるのが強いです。

②特性が優秀

 特性「さじんのまもり」によって中打点で殴ってくるポケモンに対して強く出ることができます。GXポケモンでありながら、相手のVmaxポケモンの攻撃も弱点をつかれなければ2回の攻撃を要求することができるのでサイドレース的にも有利です。実はこの特性は自分のポケモン全員に働くのでベンチへのダメージも軽減できるのが微妙に偉いです。

 特性が優秀という点で挙げるなら自身の特性だけでなく、進化元の特性も優秀です。進化元となるビブラーバの特性「うるさいはおと」は相手のサポートの効果を受けないので安全にベンチで育てることができます。

③闘タイプである

 闘タイプであることからストーン闘エネルギーの効果を受けることができ、特性と合わせてGXポケモンとは思えない耐久になります。また多くのデッキに採用されているデデンネGX、クロバットVの弱点を突くことができるという点も優秀です。

 

・短所

①2進化である

 最大の短所であると言えます。環境ポケモンの多くはたねポケモン、もしくはVmaxの1進化ポケモンなのでどうしても要求の違いによる速度で遅れを取ります。一応ふしぎなアメ、サポート「レッド&グリーン」といった相性のいいカードはありますが、それだけではテンポを速めるのは難しいです。レッド&グリーンはふしぎなアメのように進化を省略できるわけではなく対象をビブラーバにしか取れないため、結局起動に3ターンかかってしまいます。ふしぎなアメは進化を省略できるものの後述する別の問題があります。

②ワザがすべて闘エネルギー3枚要求である

 エネルギー加速手段に乏しい闘タイプにおいてこれはかなりのデメリットです。ふしぎなアメで進化を省略できたとしても、手貼りしかできなければ結局フライゴンGXが動き始めるのは3ターン目以降になります。無色エネ1闘エネ2ならキャプチャーエネルギーによる展開とか、ウィークガードエネルギーを貼ることもできたのですがそれもできないのが痛い。

(個人的にはこの強そうだけどよく考えたら使いにくいし何とも言えねえみたいな性能がゲームのフライゴンに準拠しているようで愛着がわきます)

 

構築①

以上の性能を踏まえて組んだデッキ(Bレギュスタン落ち前まで)がこちら。

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主な採用理由としては

フライゴンライン…2ー3ー4

 ビブラーバを2体立てて片方をフライゴンに進化させて片方をビブラーバで待機させる状態で戦うのが理想なのでこの枚数に。

カビゴン…3

 スタートしたいポケモン。4投するか迷ったが後半腐るので3投。こいつが前でやられた後カウンター状態でフライゴンが殴りだす動きをしたい。

デデンネGX…1

 事故った時の保険。クロバットVまで入れると負け筋増やすことになるのでこいつ1枚のみ。

・ミュウ…1

 ビブラーバをベンチで育てるにあたって狙撃が一番怖いのでこいつに守ってもらうことに。

 ・サーチカード

 カビゴンナックラーが出せないと話にならないのでクイボは4投。フライゴンが手札にあるとレッド&グリーンが不発に終わるため山に戻すためポケモン通信を2にしてお香を2投。

ポケモンの道具

 お守りは確実に貼りたいので2投。黒帯は終盤レッド&グリーンと合わせて奇襲で1回使えればいいという考えで1投。

・リセットスタンプ、ツールスクラッパー…2

 どちらも(特にツールスクラッパーは三神のお守りをはがすために)1回は打ちたいカードだがドローをカビゴンデデンネ、マリィに依存しておりやや縦引きに乏しく引きたい場面で引けないことが多かったため2投。

・サポート

 序盤はカビゴンで縦引きするのでカビゴン使えばこっち7枚引けるマリィできるじゃんと思ってマリィ4投。こちらの始動も遅いため妨害の意図も込めて。タッグチームはそれぞれ試合で1回撃てれば強いと考えて2投ずつ。

 

使用感

 壁役・パーツ集めとしてカビゴンが優秀で、育てきることができればお守りとストーン闘も合わせた高耐久のフライゴンで勝ち切ることができました。三神相手だとアルティメットレイでカビゴンが倒れた後に裏のフライゴンで三神をワンパンできればかなり有利にゲームを運ぶことができます。オルタージェネシス後でもサイドがカビゴンフライゴンで5枚しか取られない点も強かったです。ムゲンダイナ戦ではガラルマタドガスが立った場合少々辛いですが弱点マッチなので基本的には有利でした。

 ただセキタンザンやマルヤクデには勝率が芳しくなく、両者とも2ターン目から始動できる+高耐久であることがきつかったです。どちらもワザを撃つだけでポケモンが育っていくのでピッピ人形での遅延があまり効果的でなかった点も原因であると考えられます。同じ時間使って準備した時にシンプルなカードパワーの差で負けてしまうといった印象です。できるだけ殴りだす速度を上げるためレッド&グリーンから使って3ターン目から殴っていく立ち回りをしますがそれでも間に合わないことが多いです。あとモクナシダダリンとかイオルブガノンは絶対無理。勝てない。

 

一撃ウーラオスの登場

 構築①の弱さは、たねポケモン・1進化ポケモンが環境に並ぶ中2進化故の遅さであると痛感しました。しかし前述のとおり速度を上げる方法が思いつかず、またフライゴンの性能上カウンター状態から捲って行く方が強いと考えていたため、この戦い方で構築をチューンしていこうかな…と思っていた矢先に一撃ウーラオスVmaxが発表され絶望します。

 ディアンシー♢がいなくなった今フライゴンの現実的な最大火力は280点ですがそれを耐えうる高いHP。それだけなら他のVmaxと同じなのですが何よりきついのはキョダイイチゲキの効果貫通。たとえ一撃エネルギーが一枚もついていないとしてもお守り込みでフライゴンがちょうど倒れるので殴り合いにも勝てません。

 このポケモンが環境に食い込んでくるとすると今までの戦い方では勝てないと考え、新しい構築を考えることに。なんとか先2から相手のVポケモン潰してテンポ奪って気持ちよくなりたい…でもどうやって先2から2進化が殴りだせばいいんだ…エネ加速もない闘タイプで…。そこで考え付いたプランがこちら。

 

構築②

1.先攻を取る

2.コイル・ナックラーを立て、ナックラーに手貼り

3.コイルをレアコイルに進化。特性「しょうしゅうしんごう」とマチスで必要パーツを持ってくる(くろおび、ふしぎなアメ、エネルギー、しんかのおこうetc)。

4.フライゴンGXが先2から殴りだす。

このプランを全力で成功させるために組んだデッキがこちら。

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主な採用理由としては、

フライゴンライン…2ー0ー3

 プランが成功したらフライゴン1体目がかなり暴れるため2枚で採用。本当はナックラーもプランを成功させる確率を上げるため4投したいですが枠の都合と後半邪魔になるので3投に。

レアコイルライン…3ー3

 1試合に少なくとも2回、サイド調整のため3回目も使う可能性があるので3投ずつに。コイルはもしかしたら4にしてもいいかもしれないですが、4投で回した時に邪魔だと感じたので3投。実は連撃ウーラオスの後1ひるがえすを考えると鋼タイプのコイルがいいのですがレギュ落ちのため泣く泣く雷タイプに。

デデンネGX、クロバットV…1

 保険。デデンネGXとクロバットVは1ターン目、2ターン目に必要なポケモンに触れるために採用しました。1ターンで触れる枚数を増やしたいのでそれぞれ1枚ずつに。

ミュウツー&ミュウGX

 3枚目のフライゴンGXであり4枚目のナックラー。ウーラオス対策、また後続が育ちにくいので、アメを使わずに育てられるアタッカーとして採用しましたが、実は諸説枠かもしれません。おまもりの採用がなくレアコイルでサイドも渡す関係で、HP270でサイドを3枚とられるポケモンを使うのはかなりシビアかと感じましたが今んとこ思いつかないのでそのまま採用。

マーシャドー

 三神が貼ってくる混沌のうねりを破壊するために採用。三神対面ではワザを撃ったターンで倒せなくても280点をぶつけることが重要なのでツールスクラッパーよりもサーチの優先度は高いです。Bレギュ落ちに伴ってプリズムスターのスタジアムも減ったことからもしかすると混沌のうねりの採用枚数も減ってるかもなのでここも諸説枠。

・サーチカード

 クイボ、おこう、レべボは漢の4投。ナックラー、コイルに触れないとお話にならないので。レベルボールは序盤の必要パーツであるナックラー、コイル、レアコイル全てにタッチできるので一番偉い。後述するブルーの探索、フウロ等でエネルギーに確実に触れたいためエネルギー転送も採用しました。

・必要パーツ

 先2で殴りだすためのパーツであるふしぎなアメ、くろおび、格闘道場は3枚ずつ採用。アメと道場4投にして回したらやはり後半邪魔だったのでそれぞれ3投ずつに。

・あなぬけのヒモ

 コイルは自主退場してくれるので入れ替え手段そんなに必要ないですが、デデンネGX、クロバットVが捕まった時用に採用。ポケモンいれかえとどっちを採用するか諸説ですが、フライゴンで倒せないポケモンをどかしたいときの方が若干多い気がしたのでヒモに。ここも諸説。

・リーリエのピッピ人形

 1体目のフライゴンが倒れた後、後続に手貼りをする1ターンを稼ぐために採用。組み始めの頃はビートを採用してバトル場と後続に同時に手貼りするプランを考えていましたが、そのプランを通せる対戦は通さなくても勝てる対戦であることが多いため採用を見送り、人形で時間稼ぎする方向にシフトしました。正直諸説。

・サポート

 サイド落ちのケアでマチスの作戦は2投。ブルーの探索は序盤で使えればいいので2投に。ボスは後半にレアコイルで持ってくる前提で2投。博士の研究はフライゴンが殴っている間に山を掘り進めたいのと、意外とレアコイルで持ってきたい場面が多かったので3投に。フウロは準備の段階でデデンネGX、クロバットVを使ってしまった時用の保険として採用。ブルーの探索が使えないときは博士の研究+デデチェンジorナイトアセットでパーツを探しに行きますが、くろおびやふしぎなアメなどトラッシュしたくないパーツやタイミングが重要なパーツを先にサーチできる優秀なカードです。あくまで保険としての採用なのでピン刺しに。

 

使用感

 決まれば強い、決まらなければ負け!wという感じの構築になりました。上振れればオルタージェネシス撃つ前の三神を飛ばしたり、後続立ってない状況でアタッカーを飛ばすことができるのでそのままテンポ奪って勝つことができます。ただ構築①と異なり安定感が圧倒的に劣り、序盤の1ターン目、2ターン目で触りたいカードに触れなければほぼ負けです。組み始めの頃よりは安定感を上げたつもりではありますが正直これ以上が思いつきません。有識者の方のアドバイスどしどしお待ちしております。

 

おまけ

構築②を使うにあたり、レアコイルの優秀さにはかなり可能性を感じたのと、そういえばワザ「エボルコントロール」のイオルブが新しく出ることを思い出し、「エボルコントロールフライゴンとセキタンザン出してタールジェネレートすれば強いんじゃね!?」という安易な考えで生まれたもう一つのデッキも載せときます。

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このデッキはウーラオス相手にヨノワール出して気持ちよくなるだけのデッキです。1ターン目の手貼りまでは必須ではないという点においては構築②よりハードルは低いですが、成功した時のことを考えるとレアコイル使って展開するなら正直構築②でいいんじゃね?ってなります。まあ闘タイプではハードルが高かった、ポケモンによるエネ加速ができるという点では楽しいのでカード揃えてもう少し練ってみようと思います。フライゴンの山増えると楽しいので。

 

おわりに

 思ったより長めの怪文書になってしまいました。皆さんのいい暇つぶしになればなと思います。あといい加減パソコン相手に一人回しもしんどいのでポケカ誘ってください。フライゴンV出たらまた更新すると思います。そりでは~~~~~~~~~~~